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中野のライオン

2011. . 09
子供の頃から電車や車の窓から景色を見るのが大好きな私でしたが
その行為に拍車がかかり、今では誰も声をかけれない程
狂気のいきおいで景色をガン見している私。

完全に「車窓から外」マニアです。

そのきっかけとなったのが
向田邦子さんのエッセイ「中野のライオン」でした。

その内容は
色んな場面には百人が見えているのにその中の一人にだけ見えていない一瞬。
百人が見ているのにその中の一人にしか見えていない一瞬というものがある。
というはじまりでした。
そしてライオンのくだりは、向田邦子さんのお勤め時代、夕方のラッシュアワーの電車から
ぼんやりと外を見ていたら線路際すれすれに建つ木造アパートの窓に


「私が見たのは、一頭のライオンであった。お粗末な木造アパートの、これも大きく開け放した窓の手すりのところに、一人の男が坐っている。三十歳位のやせた貧相な男で、何度も乱暴に水をくぐらせたらしいダランと伸びてしまったアンダー・シャツ一枚で、ぼんやり外を見ていた。
その隣にライオンがいる。たてがみの立派な、かなり大きい雄のライオンで、男とならんで、外を見ていた。」 

講談社文庫「眠る盃」向田邦子より

息が詰まるほどびっくりして
あたりを見回したが、疲れ切った満員電車の中の人々には見えていなかった様子で
騒ぎ立てる事も出来ず茫然としながら帰ったそうです。
向田さん以外の人には見えていなかったそのライオンと男の話を
20年後エッセイで発表すると
なんとやはりそのライオンは実在していた事がわかり
そのエピソードもとてもいいので是非読んでほしいです。  

眠る盃 (講談社文庫)眠る盃 (講談社文庫)
(1982/06/11)
向田 邦子

商品詳細を見る

こんな話を読んでしまったら
そら車窓から・・・に夢中になるでしょう!

見てますよ~。電車でも車でも!
景色ガン見です。
特に建物が近い場合まばたきの間もおしいほどガン見です。

別にいつもライオン探しをしているわけではありません。
建物や広場や路地や人ン家の裏庭や田舎の大自然や。
移りゆく景色や生活はそれだけでテレビなんかの100倍面白い!

でもきっと「中野のライオン」

それに匹敵するくらいの何かが見える一瞬があるはずだと
毎回わくわくしているのです。
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